水張りの方法!水張りのコツ+絵の保存のための一工夫をご紹介

「水彩画を描く時に水張りというものをするみたいだが、どうすればいいのかわからない。。」

そんな時のために、

  • 水張りの方法
  • パネルに貼ったまま絵を保存する時の処理方法

を書きました!

「水張りだけでいいのに」とお思いかもしれませんが、水張りの前の一工夫で絵の劣化を気にせず快適に保存することができます。

どうぞご覧ください!

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水彩画を描く前に水張りをする理由

水彩で絵を描いていたら、紙が歪んで描きづらくなってしまったことってありませんか?
紙が水に濡れて、伸縮するために紙が歪んでしまうのです。

この歪みをなくすことができるのが水張りです!
水張りをすれば歪むことなくフラットな状態で絵を描くことができるので、髪の伸縮に悩まされることがないです。

水張りの種類

水張りには以下の2種類の方法があります。

  • パネル張り
    パネルの一回り大きいサイズの紙でパネルを覆うように張り込む張り方です。
  • 平張り
    パネルの一面に、パネルより小さいサイズの紙を平たく貼る張り方です。

今回はパネル張りの方法を記事にしました。

水張りをする時の道具

水張りをする時に必ず必要な道具あったら便利な道具をご紹介します。

水張りをする時に必ず必要な道具

  1. 水彩紙
    水張りサイズを画材屋で購入しておくと楽です。
    注文するときは「XX(A4など)の画用紙、水張りサイズ」と実際のサイズ+水張りサイズと伝えてくださいね。
  2. 木製パネル
    紙を貼り付けるためのパネルです。紙と同じサイズをご用意ください。
    シナベニアの合板を使うとアクが出にくいです。
  3. 筆洗バケツ(またはボール)
  4. 水張りテープ
    紙をパネルに貼る時に使う者です。
    大きい絵でない場合は幅25mmくらいでちょうどいいと思います。
    水張りテープの色はベージュや黒、白、緑色など様々あるのでお好きなものをお使いください。
  5. 平刷毛
    紙や水張りテープに水を塗る時に必要なものです。
  6. 雑巾
    パネルの汚れをとるために使います。

水張りをする時にあった方がいい道具


  1. 雑巾、タオル、ハンカチなど紙をパネルに密着させる時に使います。
  2. カッター(またはハサミ)
    紙をちょうど良い大きさに切る時のために使います。
  3. ヤニ止めシーラー
    パネルに貼り付けたまま長期保存を考える場合はヤニ止めを使うことをおすすめします。
  4. ヤニ止め用の刷毛
    ヤニ止めで筆が固まってしまう可能性があるため、普通の刷毛とは併用しません。
    100均の刷毛で大丈夫かと思います。
  5. ビニールシートなど敷けるもの
    床や机にヤニ止めがくっつかないようにします。
  6. 陶器の皿(もしくは空の牛乳パックやペットボトルなど)
    ヤニ止めシーラーの液を入れる時に使います。

【水張り手順1】パネルの汚れをとる

パネルを水拭きして、表面の汚れをとります。
この作業はパネルによって紙を汚さず、劣化させないために行います。

雑巾に汚れがつかなくなるまで拭いていきます。

【水張り手順2】ヤニ止めをする

この作業は必須ではないので飛ばしても大丈夫です。(シナベニアのパネルを使っている場合、アクは出にくいです。)

適量のヤニ止めを陶器の皿に出し、刷毛の毛先から半分くらいのところまでにヤニ止めシーラーをつけます。
ヤニ止めが床にくっついてしまうため、作業するときはビニールか何かを敷いてくださいね。

ちなみにF0号のパネルに対し、写真の量は出し過ぎです。ちょっとずつ出しましょう(すみません。。

水彩紙が当たる面全てにヤニ止めを塗っていきます。

写真では刷毛が寝かせぎみになっていますが、刷毛は垂直で塗る方がいいです!(すみません)

広い面、側面に2〜3回くらい一面に塗ったらしばらく乾かします。

【水張り手順3】紙をパネルより一回り大きいサイズで切る

水張りサイズの紙を買っている(もしくは買う予定の場合は)飛ばして大丈夫です。
水張りサイズの紙は画材屋で売ってます。

今回は誤って未使用なのに絵の具で汚してしまったヴィフアートの細目を使います(^^;

パネル張りで水張りをするために、紙をパネルの一回り大きいサイズでカットします。

パネルを紙に当てながら切ると、どこまで紙を切ればいいのかの目安になります。

今回は捨てましたが、割と大きめに余ったら試し塗り用の紙にしています。

【水張り手順4】水彩紙の裏面に水を塗る

床で作業するため、ビニールシートや布などを引いて行います。
(水に濡れてもいい場所だったら敷かなくても大丈夫です。)

紙を真ん中から紙の角へバツマーク(×)を描くように水を塗り、そのあと十字マークを描くように紙の真ん中から上下に水を塗ります。
イギリスの国旗を描くイメージです。

そのあと、横方向、縦方向と満遍なく一面に水を塗ってください。

刷毛の水はたっぷり目で!
紙に水たまりができるくらいの量になった場合は、刷毛で水を散らしたり吸い取ったりしてください。

水彩紙に水を浸透させるため、平らなところで2〜5分ほど放置します

乾いてきてしまう部分があったら、その部分だけ追加で水を塗ったりしても大丈夫です。

【水張り手順5】水張りテープを切る

水の浸透を待っている間に水張りテープを切ります。

水張りテープをパネルの側面より少し大きめに切ることでしっかり貼り付けることができます。

落ち着いて水張りテープを用意したい場合は紙に水を塗る前にこの作業をしても大丈夫です。

水張りテープを切り終わったらこのように袋に入れるか、ラップで包んで水がつかないようにしてくださいね。

【水張り手順6】紙をパネルに貼り付け

紙がしっとりしてきたら、紙を裏返し、パネルとくっつけます。

一回じゃ中々ぴったりな良い位置にならないので何回か合わせてみてください。

【水張り手順7】紙をパネル側面に折りこむ

真ん中から端まで放射線状に空気を抜くようにして紙を引き伸ばし、辺の部分の紙を折ります。
利き手に綺麗な雑巾などの布(もしくは綺麗な手)を持ち、利き手じゃない方は紙の真ん中を抑えると作業しやすいです。

4箇所全て行います。

ここからは紙が乾き始めているのでスピード勝負です!
パネルにテープを貼り付けるまでぱぱっとこなすことを意識してみてください。

【水張り手順8】水張りテープを濡らす

長い方のテープを濡らします。
濡れすぎるとテープが破れてしまうので注意してください。

実は、水張りテープを濡らす時にちょっとしたコツがあります!

  1. 利き手じゃない方で水張りテープを持ち、利き手でテープの端を平刷毛で平らな面に押さえつけます。
    (水張りテープは濡らしたい面を上にしてください。)
  2. 次に利き手じゃない方で平刷毛からテープを引き抜くように引っ張ると簡単にテープを濡らすことができます。

手で持っていたところの部分が濡らせなかった場合は2の後からテープを濡らしましょう。

【水張り手順9】水張りテープをパネル側面に貼ります

紙の長辺にテープを貼ります。
その後、水張りテープを貼った所の辺の反対側から空気を抜きながらテープをパネルに貼り付けます。

空気を抜く勢いでテープをパネルに貼り付けるイメージで手を動かしてみてください。

角は包装をする要領で、隣あった面に紙を折り込みます。短辺の方はこの処理はありません。
(見やすいように今回は水張りテープを貼る前に折りました。)

また水張りテープが側面からはみ出す場合は下側まで折り込んでください。

手順7〜9を4回繰り返すと水張りが完了します!
長辺→長辺→短辺→短辺 という感じで、対角線上に行ってください。

【水張り手順10】半日〜1日平らな面で乾かします

水張りしたら半日〜1日、平らな面で乾かします。

乾かしたらピーンと綺麗に張られてて良い感じですよ!

失敗すると四隅にシワができてしまいます。
大抵は

  • 紙とパネルの間の空気が抜けきっていない
  • 水の浸透が足りない

ために起こる現象です。この点を注意してみてください!

まとめ

以上が水彩画で描く前にする水張りの方法でした!

ポイントは

  • パネル汚れによる絵の侵食を防ぐ
  • 紙にまんべんなく水を塗る
  • パネルと紙の間の空気を抜くように貼り付ける

ことで、絵へのパネルの影響を極力減らしつつ、綺麗に水張りをすることができます。

後々絵が悪くなってしまったなど後悔して欲しくないため、頭の片隅にでも覚えておいて欲しく思い紹介しました。
絵の保護+水張りをすることで快適に水彩画が楽しめると思います!

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